津名港から長澤地区への上りを越えて、まず目に入ってきたのは、谷間に広がる無数の棚田、そしてその合間にかすかに見える播磨灘の海。本州にも棚田はたくさんあるものの、淡路の棚田は特徴的である。生田田尻、 洲本へと下る。泊まれる国登録有形文化財春陽荘に 宿泊した後、南あわじ市のオニオンロードを南西へと走る港町福良東浦までのコース。ひとつひとつの景色の変化に、この島に続いてきた歴史を感じることができる。